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屋根の葺き替え工事 岩手県盛岡市 雨漏り解消への全工程:屋根リフォーム事例紹介

更新日:6月5日

今回は、岩手県盛岡市で行われた屋根リフォーム工事の現場から、屋根葺き替え工事の詳細な工事の流れと、その変貌をご紹介します。この事例では、年月を経て雨漏りに悩まされていた家が、屋根の葺き替えにより雨漏りの悩みから解放されています。雨漏りの原因となった箇所を特定し、古い屋根を丁寧に解体した後、耐久性に優れた美しいレッドブラウン色の立平葺き屋根へと生まれ変わらせました。この記事では、雨漏りを防ぐための丁寧な施工方法から、選りすぐりの材料を使った施工、そして見違えるような仕上がりまで、一つ一つのステップをわかりやすく解説していきます。屋根リフォーム工事の価格の目安も紹介しています。岩手県盛岡市での実際の工事を例に、どのようにして屋根リフォームが家全体の価値を向上させ、住み心地の良い環境を作り出すのかをお伝えします。


  目次



屋根リフォーム施工前の状況
施工前

                

屋根リフォーム施工後の状況
施工後

施工後は、雨漏りしないレッドブラウン色の立平葺きに生まれ変わりました。


屋根のリフォームの流れをご紹介していきます。



天井の雨漏りシミ

天井の雨漏り状況です。

天井のシミ

天井に雨漏りした跡があります。

2階の2部屋にこのような雨漏りした跡がありました。

隅棟部分から雨漏りしてそうな場所でした。




屋根リフォーム工事の開始です。


古い屋根の解体

古い屋根を解体すると、雨漏りしていた部分がはっきりと分かりました。

茶色くなっている部分が雨が侵入していた部分です。

解体してみたら
解体してみたら2

      ⇩

ルーフィングを切って剥がしてみると、野地板が濡れたあとがありました。

雨漏り箇所

やはり隅棟の特に三又部から雨漏りしているようでした。

以前施工した屋根屋さんは、そこまで悪い施工方法というわけではないと思いますが、

屋根の隙間から吹き込んで雨が侵入しているようでした。




ルーフィング張り

まずは、ルーフィングを張ります。

ルーフィング張り

私たちの標準仕様である、改質アスファルトルーフィングです。

縦方向の重ねは100mm、横方向の重ねは200mm、隅棟はルーフィングを2重張りしています。


ルーフィングは、最低基準である「JIS規格アスファルトルーフィング940」よりワンランク上の「改質アスファルトルーフィング」を採用しています。折り目が破れにくく施工性が良く、釘穴の止水性に優れています。アスファルトルーフィング940は、20年前によく使われていたルーフィングだと思います。今は、最低でも改質アスファルトルーフィングだと思います。




捨て唐草の取付け

ルーフィングを張ったら、捨て唐草を軒先に付けていきます。

捨て唐草

必ず、捨て付きタイプの唐草を使用します。昔の捨て無しタイプの唐草は使用しません。

防水性と耐風性能が上がるので捨て唐草にします。

一寸角にステンレスのスクリュー釘#13-38mmでガッチリと固定します。




立平葺きの本体葺き

立平葺き本体を屋根に荷揚げして、葺いていきます。

立平葺きビス留め

専用のビスで45mmで450mm以内に固定していきます。

屋根リフォームの場合は、釘打ちよりビス打ちの方が適切です。

下地の垂木が劣化している場合があるので、ビスで固定した方が安心です。




こだわりの隅棟の施工方法

雨漏りしやすい隅棟は施工方法はこだわります。

隅棟には、「捨て板金」を取付けます。

隅棟捨て板金
隅棟

この「捨て板金」を入れることにより、防水性は格段に向上します。

雨水が侵入しても流れていきます。


隅棟おさ

立平葺き本体には、両面ブチルテープを貼っています。

両面ブチルテープを貼ることで、板金から吸い上げることがなくなります。

この両面ブチルテープは、板金屋根専用のテープで粘着性が高く、止水性が優れています。

幅は45mmとなっています。


私たちの隅棟の施工方法「捨て板金」+「両面ブチルテープ」

他社ではやっていない、こだわりの施工方法です。


古い屋根を何度も解体してきた私たちだからこそ、どこからどのように雨漏りするのか分かりますので、雨漏りしやすい隅棟は吟味して施工しています。


ここまでしなくても雨漏りしないしないから大丈夫と言われることがありますが、

「捨て板金」+「両面ブチルテープ」は絶対に必要な工事だと思います。





棟換気の取付け

屋根リフォームで、天井裏の換気も重要です。

屋根の頂上部には、棟換気を取付けます。


野地板を30mm幅程度開口します。

立平本体は、立ち上げてコの字型返しておきます。

棟換気の穴の開口

      ⇩

棟換気取付け

この中には、リッヂベンツと呼ばれる換気材が入っています。

これで、天井裏の空間の換気をしてくれます。


リッヂベンツの製品紹介はこちら↓


屋根リフォームにおける棟換気の必要性は、屋内の健康と構造の安全性を維持するために非常に重要です。棟換気は、屋根の最も高い部分に設置され、屋根と天井の間にある空間から湿気や熱が逃げる経路を提供します。棟換気は、屋内の空気質を改善し、カビや腐食のリスクを減らすのに役立ちます。湿気がこの空間に閉じ込められると、木材の腐食や絶縁材の劣化が進み、最終的には建物の構造的な問題を引き起こす可能性があります。さらに、適切な棟換気は夏場に屋根の下の熱が逃げるのを助け、冷房コストの削減にも寄与します。冬場には、屋根の下の過度の熱が逃げることで、雪解けと再凍結のサイクルを防ぎ、氷のダム形成のリスクを減らします。したがって、棟換気は屋根リフォームの際に考慮すべき重要な要素であり、屋内の快適性と建物の耐久性を高めるのに役立ちます。





立平葺きの施工後を動画で確認

レッドブラウン色のキレイなガルバリウム鋼板 立平葺きに生まれ変わりました。




施工完了後

施工完了後


屋根リフォーム工事の施工日数は、4日で行われました

  1. 古い屋根の解体・ルーフィング張り

  2. 立平葺きの荷揚げ・捨て唐草付け

  3. 立平葺きの本体葺き

  4. 棟換気の取付け・アンテナの復旧



ガルバリウム鋼板について

今回採用したガルバリウム鋼板、月星のセリオスプライムです。

セリオスプライムは、塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板である「GLカラーつや消しSELiOS(セリオス)」および「GLカラーSELiOS(セリオス)」の改良版です。これらの製品は、高耐食性、高意匠性、高機能性で長年にわたり支持されてきましたが、セリオスプライムでは独自開発の「プライム塗膜」技術を採用することにより、耐久性能を一層高めています


岩手県で住宅系屋根に使われるガルバリウム鋼板と言えば、この「セリオスプライム」と「耐摩カラーSGL」と「JFE極みMAX」が主流となっております。岩手県内の鋼板を取り扱っている商社さんで在庫しているのが、この3種類が多いからというのが理由です。





ガルバリウム鋼板の寿命はどれくらい?

ガルバリウム鋼板の屋根リフォーム(屋根葺き替え)は、適切な材料選択と正確な施工技術により、平均して30年から40年の寿命が期待できます。しかし、ガルバリウム鋼板は定期的な塗装が必要で、15年から20年くらいを目安にしてください。リフォーム後の屋根を長持ちさせるには、少なくとも年に一度の点検を推奨し、サビや損傷の早期発見に努めることが重要です。定期的なメンテナンスは、屋根の性能を最大限に引き出し、予期せぬ修理費用を避けるために不可欠です。ガルバリウム鋼板は、塗装をしっかりと行っていれば40年くらい寿命も期待できますので、メンテナンスをかかさないよう心がけましょう。




屋根リフォームの価格の目安

今回の屋根リフォームの価格の目安についてです。

屋根の葺き替え工事は、葺き替える面積や屋根材によって変動しますので都度お見積りが必要になります。目安としてお考えください。


屋根葺き替え工事 65万円~75万円(税込)


  • 屋根面積 50㎡

  • 立平葺き→立平葺きへ葺き替え

  • 雪止め全周

  • 棟換気

  • アンテナ脱着





まとめ

この岩手県盛岡市での屋根リフォーム事例を通して、私たちは屋根葺き替えの重要性とそのプロセスの詳細を見てきました。雨漏りという深刻な問題に直面していた家が、適切な手順に従って丁寧に施工されることで、新たな命を吹き込まれました。耐久性に優れた美しい立平葺き屋根への変身は、単なる見た目の美しさだけでなく、家全体の機能性と快適性を大幅に向上させるものでした。

特に注目すべきは、隅棟の施工方法や棟換気の取付けなど、細部にわたるこだわりです。これらの工夫は、将来的な雨漏りを防ぎ、屋根の寿命を延ばすために不可欠です。また、使用されたガルバリウム鋼板は、その耐久性と美観で知られ、長期間にわたる安心を提供します。

屋根リフォームの価格についても触れましたが、最終的なコストは使用する材料や工事の規模によって異なります。しかし、この事例のように、専門の業者による丁寧な作業は、長期的な視点で見れば、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

私たちは、あなたの家も同様に、安心できる快適な空間へと生まれ変わらせることができます。あなたの大切な家を、長持ちさせるための第一歩を踏み出しましょう。安全で美しい屋根への変貌は、家全体の価値を高め、家族みんなの笑顔を守ることにつながります。屋根の問題にお悩みでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。私たちは、全力でサポートさせて頂きます。


お見積り・ご相談は無料です。




タキサワ屋根工業

屋根リフォーム事例⇩


コラム⇩


施工エリアは、岩手県全域です。

盛岡市・滝沢市・雫石町・岩手町・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・奥州市など内陸エリアをメインとしております。


 


瀧澤屋根工業について

瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)はお客様のビジョンを具現化し、理想を超える屋根を創造します。

【代表からのメッセージ】 私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。

2018年の最新設備投資により、私たちは技術的な精度と創造的な可能性をさらに高めました。インターネットを通じた情報共有にも力を入れており、業界内でのリーダーシップを発揮しています。

このホームページは、私の手によってイチから作り上げています。動画制作からSNSへの投稿に至るまで全て私が手掛けています。私の仕事に対する情熱とプロフェッショナリズムが反映されています。

【安全と安心の約束】 私たちは損害保険に加入しており、万が一の事態にも迅速かつ適切に対応します。お客様には、安心して屋根工事をお任せいただけるよう、最善を尽くしています。


瀧澤屋根工業は、皆様の屋根に新たな命を吹き込むことを約束します。屋根に関するご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちは、皆様の夢を具現化するために、全力でサポートします。


瀧澤

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