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矢巾町 雨漏り修理工事 屋根の部分葺き替えとサッシ周りの板金重ね張り 天井の張り替えも

今回は、岩手県紫波郡矢巾町にある築48年の住宅で行われた、雨漏りの修理工事をご紹介します。この工事事例では、雨漏りしている原因の調査方法、屋根とサッシ周りの雨漏り修理方法、そして天井の張り替えの過程を、写真付きでわかりやすく説明しています。

この家では、特に激しい雨が降った際、屋根からの雨漏りが原因で居間の天井に大きな水の跡が残っていました。私は現地調査を行い、サーモグラフィを使用して雨漏りの具体的な原因を特定しました。調査の結果、主な原因は屋根の一部が適切に防水処理されていないことと、サッシ周りのコーキング剤の劣化によるものでした。これを受けて、屋根の部分葺き替えとサッシ周りの板金重ね張りを行うことを提案しました。


私たちは、盛岡市近郊で屋根の専門業者として、あなたの大切な家を守るために最適な工事を提供しております。この記事を通じて、皆様のお家の雨漏り問題が少しでも解決の手助けになれば幸いです。



この工事事例は以下のような読者におすすめします。

  • 原因が分からない雨漏りでお困りの方

  • 雨漏り修理の専門業者をお探しの方

  • 盛岡市近郊で地域密着型の屋根業者を探している方



----- 目次 ----- 




施工前の状況

雨漏り施工前

丸い印の下から雨漏りしていました。

         

施工後の状況

雨漏り施工後

屋根を部分的に葺き替えて、サッシ周りも重ね張りをして雨漏りが改善されました。





雨漏りの状況確認

まずは、雨漏りの状況確認です。

3月末の大雨の時に、バケツを置かないといけないくらい雨漏りしてきたようです。

天井の雨漏りシミの状況です。

天井のシミ

天井に雨漏りの跡がくっきりと残っていました。

サーモグラフィを使って、どこからどこまで雨漏りしているか詳しく調査しました。

この居間が雨漏りしていたので、屋根に上がって雨漏りしている原因を見つけます。


サーモグラフィ


屋根に上がると、雨漏りしていた上は、このような状況でした。

雨漏り調査

屋根を見てみましたが、穴が空いているとか、納め方が変とかはなく、一見とくにおかしいところはありませんでした。


2階屋根に雨どいが付いていないので、2階屋根からの流れてきた雨水が侵入している可能性があると考えました。そこで、横葺き屋根を一部剥がしてみて、中の状況を確認してみました。

横葺きの雨漏り

中をよくみると、横葺きを留めていた釘が、サビていることが分かります。

そして、水が侵入した跡が残っています。

横葺きの雨漏り釘頭

横葺き屋根は、ハゼ部分から水を吸い上げてしまいます。

屋根が3寸勾配を少し緩い勾配のため、吸い上げた水が、釘を打っているへ流れやすいのだと思います。そして、2階から流れてきた雨水が、雨どいがないため、大量にここへ当たってしまうことで、さらに吸い上げやすくなってきていると思われます。

よって、この部分だけを葺き替える工事が必要だと考えました。



サッシ周りの外壁(窯業サイディング)も割れて、旦那さんが一度補修しているようでした。ここから雨漏りしている可能性も高いです。

サッシ廻りの雨漏り

落下防止の柵も付いていて、取付け金具の留めているビス付近も雨漏りしていそうでした。

サッシ周りのコーキングも切れていたので、サッシ周りの防水も必要だと考えました。




雨漏り修理の提案内容

調査の結果、以下のように雨漏り修理を提案しました。


・雨漏りしている屋根1面だけの葺き替え

・サッシ周りに板金を重ね張りとサッシ周りのコーキング

・天井の張り替え


午前中に調査して、当日の夕方には見積書を提出しました。

現場が事務所から10分というのもありましたが、即日見積書の提出も可能です。


工事の内容をご確認いただいたうえで、次の週には発注頂きました。






雨漏り修理工事 金額の目安

雨漏り修理工事として、以下のような工事を行いました。

・屋根の部分葺き替え42㎡

・サッシ周りに板金を重ね張り

・8畳間の居間の天井張り替え


築48年くらいの一般住宅

一階屋根で3寸勾配の横葺き

窯業系サイディングにガルバリウム鋼板に平板を重ね張り

ラミネート天井を既存の天井に重ね張り見切り縁付き


金額の目安 580,000円(税込)

屋根材の種類・屋根の勾配・屋根面の多さによって異なります。

工事は4日間かかりました。









雨漏り修理工事のプロセス

雨漏り修理工事を詳しくご紹介します。





1.屋根の部分張り替え

既存屋根の解体

まずは、既存屋根の解体です。

雨漏りしている屋根面だけを新しく交換します。

既存屋根解体後

雨漏りしていた部分を剥がしていくと、雨漏りしていた証拠が分かります。

釘からの雨漏り

水が入って、釘がサビています。ここから水が入っていたことが鮮明に分かります。


この黒い防水シートは、アスファルトフェルトで現在使用されている改質アスファルトルーフィングと比較するとかなり防水性能が劣ります。アスファルトがパキパキに固くなっていますので、釘穴に止水性がほとんど機能していません。アスファルトは年月が経つにつれて固くなってしまいますので、防水性能を長く保つことができる改質アスファルトルーフィングなら硬化する期間が長くなります。



ルーフィング張り

ルーフィング張り

古い屋根を剥がしたら、次はルーフィングを張ります。

ルーフィングは、50cmズラシの2重張りで防水性能を確保しています。

雨漏りした部分は、ただ施工するのではなく2重張りをすることで格段に防水性能が上がります。


下葺き材は田島ルーフィングさんのPカラーEXを採用しています。

田島ルーフィング




横葺き本体の施工

横葺き本体を施工していきます。

雨漏りしないように、横葺きを留めたビス頭をコーキング処理しています

ビス頭のコーキング

これで、雨漏りしにくくなります。

以前は、横葺きを留めていた釘から雨漏りしていましたので、これで安心です。


ルーフィングの2重張り、ビス頭のコーキング処理は

私たちのこだわりの施工方法です。





壁際の施工方法

壁際には「捨て板金」を取付けて、もし水が入った場合に雨漏りしないように対策しています。

壁際

捨て谷

青い板金が、捨て板金です。

「捨て板金」とは見えなくなる所に使う板金で、施工後には隠れてしまう板金のことを言います。

平行壁にも、青い捨て板金を差し込んで、雨押え板金から水が入った場合に流れるように工夫しています。

壁際の捨て板金の取付けは、他社ではやっていない、私たちのこだわりで、オリジナル施工方法です。

見えないところに、長年やってきた私たちのアイデアが詰まっています。



壁際で立ち上げた横葺きに、貫板を打って、雨押え板金と取付けます。

雨押え

雨押え板金の上場は、変成のシリコンを施工します。

これで、難しい壁際の施工は完璧です。



屋根の部分葺き替え施工完了

屋根の部分葺き替えが完了です。屋根一面だけを葺き替えました。

部分張り替え

ケラバ部分は、ツカミで少し起こして、水が破風側へ垂れないように工夫しています。

横葺きケラバ


今回採用したガルバリウム鋼板、月星のセリオスプライムです。

色は、レッドブラウンという色です。

セリオスプライムは、塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板である「GLカラーつや消しSELiOS(セリオス)」および「GLカラーSELiOS(セリオス)」の改良版です。これらの製品は、高耐食性、高意匠性、高機能性で長年にわたり支持されてきましたが、セリオスプライムでは独自開発の「プライム塗膜」技術を採用することにより、耐久性能を一層高めています




2.サッシ周りの板金重ね張り

屋根の部分葺き替えが終わったら、サッシ周りの板金重ね張りを行います。


サッシ廻りの板金重ね張り

ガルバリウム鋼板を事務所で加工してきて、張り付けます。

鋼板は、既存の外壁と一番似ている色のつや消しホワイトを選択しました。

鋼板は、パッキン付きのビスで固定し、裏には、板金用の両面テープとコーキング付けて接着しています。

新しく張った板金の両サイドと上部、サッシ周りを変成シリコンでコーキングして完了です。

これで、サッシ周りの雨仕舞いは完璧です。



今回は、横葺きの長さ(軒の長さ)が14mとかなり長くて、トラックでは運んで来れませんでした。ですので、横葺きをジョイントして納めているので、ジョイント部材が途中に入っています。

施工完了後

大型車で運んできてユニックで吊り上げれば、14mでも繋がずに施工可能ですが、大型車での運搬費と荷揚げ費で、別途10万円は加算されてしまいます。そこまでする必要はないと判断して、横葺きを途中で繋ぐことにしました。


ジョイントを使用することでコストを抑えつつも、品質と安全性を担保しています。この方法でお客様にもっとも良い選択をご提供しております。





3.天井の張り替え

最後に天井の張り替えを行いました。

天井は、株式会社銘林さんのラミネート目透かし天井を採用しました。

既存の天井に一番近いものです。


昔の天井は、吊り工法のため、下地が弱く、張り替えるのはかなり難しいです。

よって、既存の天井に重ね張りしました。


天井のシミ

     ⇩

天井の張り替え
天井の張り替え
天井の張り替え

廻り縁を大工さんに作ってもらい、キレイに仕上げました。




これで、雨漏りの修理工事のすべてが完了しました。

屋根の部分葺き替え、サッシ周りの板金重ね張り、そして天井の張り替えの3つの工事完了で、雨漏り修理工事を一式を請け負いました。






盛岡市のリフォーム補助金について

リフォームを検討中の方におすすめの情報です。

岩手県盛岡市にお住まいの方ですと、盛岡市の方からリフォームの6万円の補助金が出ます。33万円以上の工事で、10月11日までに工事を完了された方のみです。


【原油・物価高騰関連】リフォーム支援事業2024(MORIO Payプレミアム商品券発行事業)について

詳しくは下記より⇩


盛岡市及び盛岡ValueCity株式会社では、市内の建設関連産業や地域経済の活性化を図るため、市民の方が、市内建設関連事業者と契約し、ご自宅などのリフォーム工事を行う場合に、盛岡ValueCity株式会社が発行するデジタル版地域商品券「MORIO Payプレミアム商品券2024(旧スマートSANSA)」を支給するリフォーム支援事業を実施します。


支給商品券名称

 MORIO Payプレミアム商品券2024


支給金額

 6万円(省エネ対応の工事が含まれる場合には3万円上乗せ)


支給方法

 リフォーム支援事業による商品券の支給が決定した方は、「アプリ型」又は「カード型」のいずれか一方の商品券をお選びいただくことができます。

  • アプリ型商品券(地域経済循環型決済ツール「MORIOペイ」アプリ内で商品券を発行) ※工事完了後、お手持ちの当該アプリ内にアプリ型商品券が自動的に発行されます。 ※スマートフォン等、当該アプリが動作可能な電子端末が別途必要となります。

  • カード型商品券(登録店舗において利用可能なプラスチックカード型の商品券を発行) ※工事完了後、6万円又は9万円分が付与されたカード型商品券が郵送されます。


問い合わせ先

MORIO Payプレミアム商品券2024について

窓口名称:盛岡ValueCity株式会社住所:盛岡市清水町14番12号 盛岡商工会議所会館3階受付時間:平日 午前9時30分から午後4時30分まで電話番号:019-621-2851

申請受付・実績報告受付について

窓口名称:一般財団法人 岩手県建築住宅センター 確認評価局住所:盛岡市盛岡駅西通一丁目7番1号 いわて県民情報交流センター(アイーナ)2階受付時間:平日 午前9時00分から午後5時00分まで電話番号:019-623-4420

リフォーム支援事業・その他の経済対策について

窓口名称:盛岡市役所商工労働部経済企画課住所:盛岡市若園町2番18号(若園分庁舎2階)受付時間:平日 午前9時00分から午後5時00分まで電話番号:019-613-8389




私たちは、補助金の申請をサポートさせて頂いています。是非ご活用ください。






よくある質問

雨漏り修理工事でよくある質問をまとめました。


Q1: 雨漏りの主な原因はどんなものがありますか?

A1: よくある雨漏りの原因として、壁と屋根との取り合い部分からの雨漏り、外壁のコーキングの劣化による雨漏り、屋根の端部からの雨漏りによる軒天の劣化、屋根の谷部からの雨漏りなどがあります。雨漏りの箇所を正確に見つけるために、現地調査を行い、最適な修理プランをご提案します。​


Q2: 雨漏りの修理費用などのくらいですか?

A2: 雨漏りの平均の修理費用は、約9万円くらいです。最低で25,000円~となっております。10分で直せる簡単なものあれば、大きく解体しないと直らないものがありますので、一度現地調査を行ったうえで、お見積りを提出させて頂きます。


Q3: 屋根の雨漏り修理はどのくらいの時間がかかりますか?

A3: だいたい、1日から5日で完了します。現地調査後、より正確な時間の見積りを提供い

たします。​


Q4: 雨漏りの修理はいつ行うのが良いですか?

A4: 晴れているときがベストですが、少しの雨でもできることがあります。冬場でも、雪が降っていない日であれば、施工可能です。

Q5: 雨漏りして軒天がボロボロになっているようですが直せますか?

A5: はい、私たちは雨漏りによる軒天の修理も得意としております。軒天の交換はもちろんですが、また同じようにならないように、雨漏りの根本から修理する方法をご提案します。


Q6: 自分で雨漏りの応急処置はできますか?

A6: はい、お客様でも応急処置は可能です。屋根に穴が空いているのであれば、ホームセンターで売っている防水テープを貼ったり、市販のコーキングで仮に埋めておくこともできます。雨漏り範囲が広い場合は、ブルーシートで養生する方法がありますが、ブルーシートを飛ばないように固定するのが難しい場合があります。ただし、屋根に上がるのは大変危険ですので、無理をせずに専門業者へ依頼した方が良いかと思います。





まとめ

この工事事例を通して、雨漏りの原因を特定し、根本的な修理を行う重要性が明らかになりました。矢巾町で行われたこの事例では、屋根の部分葺き替え、サッシ周りの板金重ね張り、天井の張り替えという三つの主要な工程を経て、雨漏りの問題を解決しました。各工程は専門的な技術と経験を要するため、確かな施工を提供できる業者の選定が非常に重要です。

さらに、雨漏り修理は早急に対応することで、更なる被害を防ぐことが可能です。私たちは、見積書を即日提出、そして修理工事は注文から1週間後に着工というスピード感ある対応でお答えすることできます。それは、雨漏りの専門店だからこそできることです。

この事例を参考に、ご自宅で似たような問題を抱えている場合は、専門の業者による確認と対応をお勧めします。

最後に、屋根や外壁の雨漏りは家の耐久性や快適性に直結する問題です。私たちは盛岡市近郊を中心に、確かな技術でお客様の大切な家を守り続けます。雨漏りのご相談や修理の見積もりが必要であれば、お気軽にお問い合わせください。一緒に、より安心で快適な住環境を実現しましょう。あなたの大切な住まいのために、私たちが全力でサポートいたします。


ご相談・お見積りは無料です。


宜しくお願い致します。



施工エリアは、岩手県全域です。

盛岡市・滝沢市・雫石町・岩手町・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・奥州市など内陸エリアをメインとしております。


 

瀧澤屋根工業について


瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)はお客様のビジョンを具現化し、理想を超える屋根を創造します。

【代表からのメッセージ】 私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。

2018年の最新設備投資により、私たちは技術的な精度と創造的な可能性をさらに高めました。インターネットを通じた情報共有にも力を入れており、業界内でのリーダーシップを発揮しています。

このホームページは、私の手によってイチから作り上げています。動画制作からSNSへの投稿に至るまで、私の仕事に対する情熱とプロフェッショナリズムが反映されています。

【安全と安心の約束】 私たちは損害保険に加入しており、万が一の事態にも迅速かつ適切に対応します。お客様には、安心して屋根工事をお任せいただけるよう、最善を尽くしています。


瀧澤屋根工業は、皆様の屋根に新たな命を吹き込むことを約束します。屋根に関するご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちは、皆様の夢を具現化するために、全力でサポートします。


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